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【第1回 OB様宅インタビュー】スギの無垢材フローリングは本当に良いのか?

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こんにちは。ウッドリンクの多賀です。

今回はスギの無垢材フローリングを採用いただいた方に、実際に数年暮らしてみてのご感想を伺ってきました。
「無垢材はいい」と言われますが、本当にそうなのか、後悔はないのか、実際のところをレポートいたします。
また施工直後の写真は見ることが多いと思いますが、築後数年の写真を見たことがありますか。
今回は気になる現在の写真もご紹介しますので、是非最後までご覧ください。

初めにスギ無垢材フローリングの特徴をご紹介しておきます。

・無垢材特融の良い香り

・目に優しく落ち着きのある空間になる

・肌触りが良く、裸足で過ごせる

・断熱性に優れ、冬場も冷たさを感じない

・調湿性に優れ、夏場もベタベタしない

・柔らかく膝に優しい

・柔らかいため、傷がつきやすい

・(塗装にもよるが)食べ物・飲み物をこぼすと、シミになりやすい

 

スギ無垢材フローリングには良い面がたくさんあります。しかし「傷つきやすい」という性質があり、この点が気になって採用を決めきれないという声も聞こえてきます。
特に小さなお子様がおられるご家庭では、「物を落としたら傷がつきそう」「食べこぼしがシミになりそう」など、住んでから後悔しそうと不安になる気持ちも分かります。

今回ご紹介するご家庭は小さなお子様がおられるご家庭です。実際はどうだったのか、聞いてみました!

 

<H様邸>

■1階 スギフローリング(上小無地)自然塗装 幅:177㎜ 厚み:30㎜
■2階 スギフローリング(上小無地)自然塗装 幅:107㎜ 厚み:12㎜
■築年数 9年
■普段のお手入れ 月1回の濡れ拭き
■再塗装等のメンテナンス していない

 

Q.数年過ごしてみて、良いと感じた点はどんなところですか?

A.足触りが気持ち良い、床に寝転がれる、香りが良い、癒されるなどたくさんあります。
1階のフローリングは幅の広いものを採用しましたが、重厚感が感じられるデザインで、お客さんの反応が良いのが嬉しいですね。また経年変化を愉しめるのも良いと感じます。新築時と比べて色もだいぶ変わって、味のある色味になってきました。

1階       

2階

 

Q.傷つきやすさは気になりますか?

A.最初は傷を付けないように気をつけて生活していましたが、子供が小さくわんぱくなこともあり、日に日に傷がついていき、徐々に諦め感とともに傷は家族の思い出と肯定するようになりました。

Q.目立つ傷や汚れがあれば見せてください。

A.重いものを落とした時についた傷です。傷がついた当初はショックでしたが、今ではそれほど思い出さなくなりました。ただ、これ以降は気を付けています。あとはダイニングの椅子を動かすときに足がすれる部分が少し痕になっています。食べこぼし程度なら拭き取ればシミになることはないですね。子供の書初めで墨汁をこぼしたときは、なかなか取れずに焦りました。

Q.一番お勧めしたいポイントを教えてください。

A.一番は足触りがいいことですね。9年も経つとフローリングの表面がいい感じで滑らかになり、木目の部分は少し浮き出た感じになって、更に足触りが気持ち良くなりました。浮造り(うづくり)加工したフローリングみたいです。

【浮造り】
木目の柔らかい部分を磨いてへこませて、堅い部分の木目を浮き立つようにする加工。
古いお寺の本堂の床などで、足裏に凸凹を感じたことがある人も多いはず。

 

Q.スギの無垢フローリングを採用して良かったと思いますか。

A.はい、思います!採用を迷っている人がいればお勧めしたいです。

 

今回は、スギの無垢材フローリングを採用いただいた方の数年暮らしてみた感想をご紹介しました。
今回伺ったH様邸、最初は傷つきが気になったそうですが経過とともに気にならなくなるなど、傷つきはそこまで大きなデメリットと感じておられないようでした。
また印象的だったのは「足触りの良さ」です。これは季節を問わず、夏はサラッとして気持ちよく、冬があたたかみを感じるそうです。この気持ち良さを知ってしまうと、もう複合フローリングには戻れないとのことです。他の人にもお勧めしたいほど良かったと言っていただけたのは、嬉しい限りです!

 

このレポートが無垢材を採用したいけど迷っている方の参考になれば幸いです。
シリーズ化していく予定なので、また別のお宅もレポートしたいと思います!

「木と人」では、スギやヒノキの無垢フローリングを取り扱っています。今回のご家庭は、板目が美しい「上小無地」を採用いただきました。木目の美しさや足触りの良さを味わってみたい方は、板目のフローリングがお勧めです。ご要望によってフローリングの厚さや塗装など変えてご提案可能です。興味のある方はお気軽にお問合せください。

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