Q&A よくある質問
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- 01 使用環境についての注意点はありますか?
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下記の条件下では、床下などの湿度が極端に上がるおそれがあり、フローリング材や羽目板の異常膨張による不具合が起こる可能性が高くなります。施工の際には、十分な対策を施してください。 ◎田んぼ、沼地、低湿地に囲まれた場所や、湿気の多い土壌を持つ地域。または海辺。 ◎地下水が豊富な場所。(例:森林) ◎床下の換気がし辛い(換気口が小さい等)現場 ◎湿度が高く湿気がこもりやすい場所(例:地下室)。またはコンクリートが完全に乾いてない様な場所。 ◎リフォーム等で床下と地面が300mm以下に近接する場所。 条件次第では無垢材の使用の再検討が必要な場合もあります。また、現場内での湿度のばらつきの確認も大切です。温湿度を簡単に測ることができるデジタル温湿度計や、木材の含水率を測る含水率計の使用をおすすめします。
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- 02 空調設備の影響は受けますか?
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エアコン等の冷暖房機器や換気システムの風が直接床面に触れる場合、極端な乾燥(フローリング材の含水率低下)により、部材の収縮やひび割れの原因となります。風が床や壁、天井の同じ箇所に長時間当たらないよう注意してください。
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- 03 製品の取り扱いにおいて注意するポイントはありますか?
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雨や日光が当たる場所、湿度が高い場所での商品保管は避けてください。反りや曲がりの原因となる為、保管の際は立て掛けずに保管をお願いいたします。また、木材が膨張してしまう為、水濡れの恐れがある場所への施工はお控えください。配管まわりや開口部の結露にもご注意ください
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- 04 製品に不具合があった場合はどうしたらよいですか?
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品質には万全を期しておりますが、万が一不良品・傷・色・木柄等で不明な点がございましたら、必ず施工前にご相談ください。施工後のお取替えには応じかねます。
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- 05 施工前に注意することはありますか?
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フローリング材の含水率を現場の環境に馴染ませてから施工を行う事をおすすめいたします。(開梱してから3~4週間が目安です。)湿度が高い現場や季節では、その限りではありませんので、当社までご確認ください。
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- 06 施工においての禁止事項はありますか?
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木材の性能を最大限に発揮するため、以下の項目については遵守をお願いします。 ◎釘打ちの際、フィニッシュネイルは絶対に使用しないでください。 ◎酢酸ビニルエマルジョン系(木工用ボンド)接着剤は使用しないでください。 ◎接着剤は実部分に入らない様にしてください。 ◎壁際のクリアランスは必ず5mm以上確保してください。 ◎RC工法を用い、コンクリートスラブやモルタルの含水率が4%以上の場合はフローリング施工を行わないでください。
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- 07 施工に際して推奨される接着剤はありますか?
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接着剤は「1液型ウレタン樹脂系」または「1液型変成シリコーン樹脂系」の木質床用の物を推奨いたします。この接着剤は木材の膨張収縮によるフローリングの動きに対応し、その動く力を接着剤部分で吸収出来る弾性を有した物となります。水分との化学反応により硬くなるタイプの為、硬化後の体積収縮がなく、接着剤による不快な床鳴りを防止する効果があります。酢酸ビニルエマルジョン系(木工用ボンド)は絶対に使用しないでください。床材の膨張による反りや床鳴りの原因となる恐れがあります。
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- 08 施工時において押さえておくべきポイントはありますか?
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天然木は色調や木目が単一でないため、仮並べを行ってください。他の部分と際立って調和しないピースを目立たない場所に配置するなどの配慮は、仕上がりのイメージを向上させます。また、事前の仮並べは、端材の有効活用にもつながります。
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- 09 外装用壁として用いる場合に押さえておくべきポイントはありますか?
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施工に際して押さえてほしい項目は以下の通りとなります。 ◎雄実を上に向け下地に釘打ちして羽目板を固定してください。柱・門柱・胴縁等に幅方向で2箇所に釘を打ち、接着剤も併用し確実に固定してください。 ◎木口部分の処理はコーキングで水の浸入を防ぐようにしてください。 ◎無垢材のため、湿度・温度・日当たりの有無によって収縮や反り等が生じる恐れがあります。環境に応じて貼り方(きつめ・ゆるめ)の調整をお願いいたします。
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- 10 施工後のフローリングの養生において押さえておくべきポイントはありますか?
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施工後は表面保護の為養生シートまたは養生ボードにて施工面前面を覆い隠してください。(露出している箇所があった場合、日焼けによる変色の原因となります。)
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- 11 養生の方法はどのような形で行うのがベストでしょうか?
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養生テープがフローリングに直接触れないようにしてください。養生テープをやむを得ず貼る場合は粘着力のなるべく弱い物を使用し、短期間で剥がす様にしてください。また、テープを剥がす際もゆっくり剥がす様にしてください。(フローリング塗装を浸透性塗料で仕上げたものは必ず後が付くので、その箇所をサンディングして、再塗装を施してください。
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- 12 ワックスの使用についての注意点はありますか?
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ワックスがけの際には、以下の項目に注意して行ってください。 ◎市販の水性ワックスを使ったモップがけは、木材膨張等のトラブルの原因となります。 ◎ワックスは直接フローリングに付けると、その隙間に入り込み木材膨張や変色の原因となります。 ◎浸透性塗料塗装品の場合、市販の水性ワックスまたは樹脂系油脂ワックスは使用しないでください。フローリング材の膨張、毛羽立ち、塗装はがれ、白濁の原因となります。
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- 13 フローリングご使用時の注意点はありますか?
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ホットカーペットの使用はフローリングの収縮やひび割れの原因となる為避けてください。また、エアコン等の冷暖房機器や換気システムの風が直接床面に触れない様にしてください。(部材の収縮やひび割れの原因となります。)
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- 14 日常のお手入れ方法を教えてください。
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ふだんのお手入れは、掃除機と乾いた布での乾拭きが基本となります。水がついてしまった場合は放置するとシミやひび割れの原因となるため、すぐに拭きとる様にしてください。乾拭きで落ちない汚れについては、硬く絞った雑巾で拭いてください。
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- 15 汚してしまった場合どのように対処すればよいですか?
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ソースや油などの落ちにくい汚れの場合、こぼしたものによって対処法が異なります。 ◎油・ソース・マヨネーズなど 台所用の中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使い、硬く絞った雑巾で拭いて下さい。 ◎ケチャップ・クレヨン・水性ペンなど 布にベンジンを付け、手早く拭いて下さい。 ◎油性ペン 汚した直後であれば消しゴムで落ちる場合があります。落ちない場合には布にベンジンを付け、手早く拭いて下さい。 上記の処置を施して表面が荒れたり、塗装が落ちた場合、その部分を#240~320程度のサンドペーパーで木地調整し、仕上と同一の塗料で再塗装してください。