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NATURE OF WOOD

癒やしとリラックスをもたらす香り、触れたときの質感、優しい光を柔らかく包み込む空間。木は本来人間が持っている五感を満たし、自然を身近に感じることができる天然素材です。また、木と人で生み出される製品は、クリーンウッド法に基づく合法木材のスギ・ヒノキを100%使用。ただの木材とは一線を画す上質な素材を通して木、そして自然がそばにあることの幸せと歓びを知ってほしいと、私たちは考えます。 永い時を過ごす場所だからこそ、あなたにとって、居心地の良さと使い勝手の良さを両立した環境であってほしい。木と人は自然からの恵みである「木」の魅力を最大限に活かし、私たちにしかつくれない最高品質の製品をこれからもつくり続けていきます。

NATURE OF WOOD

木の特徴

一枚一枚に刻まれた
時間と美しさ
趣き深い木の表情を堪能する

天然の素材であるスギやヒノキは一つとして同じ物がなく、一本一本が樹齢や育った環境によって木目や色合いが異なります。人がみな違った個性を持っているように、木も同じくしてそれぞれの特徴や細やかな違いがあります。成長過程で生じる節、また木目や色のばらつきなど、天然の木だからこそ感じることができる風合いや美しさ、躍動感をお楽しみください。

  • 木の幹が太くなる過程で、枝が幹の中に包み込まれた部分。
  • 材色
    木本来の風合いを感じる濃淡の魅力。樹木の多くは、外周部と内側で色が異なります。外周部(辺材)は白っぽく、中心に近い部分(心材)は赤味を帯びています。心材は辺材に比べ虫害や腐りにも強く、狂いも少ない等の特徴があります。
  • ヤニスジ
    木の樹脂が中に染み込みスジ状に見える部分。
  • 小さな割れ
    乾燥により小さな割れや隙間が生じる事があります。

商品規格

細部に至る美しさを
余すところ無く
空間を彩る木、
それぞれの個性

空間を彩る木の個性
  • 上小無地
    材面が無節または小指程の小さな節がわずかに含まれた製品です。細やかな節から醸し出される繊細さが、落ち着きのある上品な空間を生み出します。
  • 節有
    パテ、埋木処理を行った、直径2~3センチほどの節が出ている製品です。節があることで自然そのものの感じが出やすく、趣のある木本来の豊かな表情を楽しむ事ができます。
板目と柾目
  • 板目
    年輪に対して平行に挽いた木材です。木目が山型やタケノコ型で木の柄が見えやすく、和室の柱など和の雰囲気を出したいスペースに用いるのがおすすめです。
  • 柾目
    年輪に対して直角に挽いた木材です。木目が真っすぐな縦縞になり上品さを感じられます。すっきりとした印象はスタイリッシュなイメージを喚起させます。
  • 集成柾目
    高い技術力をもつ熟練の職人の手により、柾目を細かく貼り合わせることで、幅の広い製品を作ることができます。

経年劣化

年月を経てなお深まる木の味

  • 光(特に紫外線)によって少しずつ色が濃くなります。色の変化は光のあたる量によって異なります。

  • 雨が当たることで、少しずつグレーに変わっていきます。色の変化は光や雨のあたり方によって異なります。

  • 伸縮(目すき)について

    木には調湿機能があり、湿度の高さによって伸び縮みが生じます。湿度の高い夏場はフローリングや羽目板の接合部の隙間が小さくなり、反対に湿度の低い冬場は接合部の隙間が広がります。

  • 傷について

    スギやヒノキは比較的柔らかい樹種であり、へこみや傷がつきやすい特徴がありますが、それも天然木ならではの味わいとしてお楽しみください。補修の方法については巻末の「施工上のポイント・注意事項」をご覧ください。

EFFECT OF WOOD

睡眠効果

木の香りで、リラックスと快眠を
睡眠効率の大幅アップにも寄与

木と人で主に用いられるスギには、誘眠効果のある成分「セドロール」が多く含有されています。適切な割合で内装材として用いることで、リラックス効果を最大化し、最適な睡眠を促進することが可能です。上のグラフは、就寝時刻の2時間前から就寝後2時間にわたってセドロールの香りを嗅いでもらい、睡眠の質の変化について検証した実験結果です。結果は、寝付くまでの平均時間を約45%削減。

これは睡眠薬を服用した時と同程度の効果になります。また総睡眠時間の向上や睡眠中に起きてしまう回数も減り、睡眠効率も大幅に上昇しました。スギの内装材を用いることにより、毎日の睡眠がより良いものになることで、住む人の生活の充実、心のゆとりにつながっていきます。

調湿効果

季節を問わず一年中快適な空間
木の優れた湿度調節機能

右のグラフはスギを用いた温度調節機能の実験結果です。同じ敷地内に建てられた、内装に木材を多く使った部屋(壁:スギ材)と少ない部屋(壁:ビニールクロス)同じ間取りの2部屋を用いて、それぞれの部屋の屋外と屋内の湿度を測定。内装に木材を多く使用した部屋は、少ない部屋と比較して外気の影響を最小限にとどめ、室内湿度の変動を約50%抑えられました。

これは木質内装材の湿度調節機能が有効に機能している結果です。室内が高湿度・過乾燥となることを防ぐことで、家の天敵となるカビ・ダニの発生や、アレルギー疾患などの発症リスクを減少させるとともに、季節に影響を受けず年間を通じて室内を快適に保つことが可能です。

断熱効果

足下から感じる暖かみ
優れた断熱効果が生む居心地の良さ

冬の寒さによる足元の冷え、夏の暑さによる足元の不快感。それらは床材に木を用いることで、大幅に改善することが可能です。上のグラフは「木材」「コンクリート」「ビニールタイル」の3種類の素材を床材としたときの、時間変化に伴う足の甲の皮膚の温度変化の測定結果になります。室温18℃時の温度変化のスピードは、他の素材と比較しても木材が圧倒的に温度をキープ。木が持つ保温性能・断熱性能の高さが実証されました。

また木の中でも、空気を通す隙間の多い針葉樹(スギやヒノキ)を用いることにより、その性能を最大限発揮させることが可能です。大切な家づくりは、まず足下から。豊かな自然の恵みが、快適な住環境に貢献します。