こんにちは。ウッドリンクの山田です。
デスクワーク中心の仕事が増えた近年、長時間のデスクワークが身体的・精神的なストレスを引き起こす一因となっています。そこで注目されているのが「オフィスの木質化」です。オフィスの内装に天然の木材を使用することで、働きやすい環境づくりに取り組む企業が増えています。そこで今回はオフィスを木質化することで期待できる効果や導入事例などをご紹介します。
1.木質化で期待できる効果
2.オフィス木質化の事例紹介
3.SDGsにも貢献!
<1>木質化で期待できる効果
オフィスの木質化とは、オフィス内に木材や植物を積極的に取り入れることです。木質化により、精神面や身体面で様々な効果が期待できます。
●ストレス軽減
古来より人間は自然環境の中で生活してきました。緑や木材がある環境では自然との繋がりを感じることができ、ストレスを軽減してくれます。例えば木を見たり触れたりすることで、木の温もりや優しさを感じられます。また木の香りを嗅ぐと脳内でセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が分泌され、リラックス効果が得られます。
●集中力アップ
木目には微細な「ゆらぎ」があります。自然ならではの「ゆらぎ」は人間の感覚に親和性が高く、視覚的に自然で落ち着いた印象を与えます。また木の表面には見えない無数の小さな凹凸があり、照明や太陽の光を拡散させることで眩しさを和らげてくれます。さらに紫外線やブルーライトを吸収し、ほとんど反射しません。デスク周りに木を取り入れることで目が疲れにくくなり、集中しやすい環境に整えることができます。
●快適で健康な空間に
木は二酸化窒素やホルムアルデヒドといった有害ガスを吸収・吸着する空気の浄化作用を持っています。また調湿性能のある木材をオフィス内に取り入れることで、室内の多湿や過乾燥を防ぎ、健康リスクを低減する効果があります。
オフィス内に木を取り入れることで室内環境がより快適になり、社員の生産性やモチベーションの向上が期待できます。
2.オフィス木質化の事例紹介
木質化には内装に木材を使用する、植物や木製のオフィス家具を置くなど様々な方法があります。今回は内装やオフィス家具による木質化の事例をご紹介します。
▽フローリング
▽壁面装飾
▽書類棚
▽キッチンカウンターの天板
▽パーテーション
▽デスクの天板
▽壁掛けラック、棚
内装や家具に木を取り入れることで、オフィス全体が明るく柔らかい雰囲気になります。木の効果を最大限に発揮するために、デスクの天板や棚など、人がよく触れる部分に積極的に取り入れてはいかがでしょうか。
<3>SDGsに貢献!
木を積極的に使うことでオフィス環境を改善できるだけでなく、環境に配慮した取り組みとしてSDGsにも貢献できます。企業がSDGsに取り組むことで企業ブランディングや社会的信頼性の向上に繋がり、ビジネスの持続可能性を高めることができます。
「木と人」ではオフィスの木質化を通じてSDGsの以下5項目に貢献できると考えています。
●目標3:すべての人に健康と福祉を
木がストレスや目の疲労を軽減させ、また調湿効果により健康リスクが低減します。
●目標8:働きがいも 経済成長も
オフィス環境を良くすることが、社員の集中力向上やモチベーションアップに繋がります。
●目標12:つくる責任 つかう責任
木材は再生可能な資源です。手入れしながら永く使い続けることで、大量生産・大量廃棄を減らせます。
●目標13:気候変動に具体的な対策を
木は燃やされる時まで、光合成で吸収した二酸化炭素を貯蔵しています。積極的に木製品を使うことで、大気中の二酸化炭素を減らすことができます。
●目標15:陸の豊かさも守ろう
木材を使用することで森林が適切に管理され、多様な生物種を保護することができます。
<まとめ>
働き方が見直されている今、オフィス環境を良くすることが活気ある明るい職場づくりに繋がります。社員のため、さらには社会と環境のためにも、ぜひオフィスの木質化をご検討ください。「木と人」では国産木材を使ったオフィス家具や内装材の製造・販売を行っています。DIYや造作家具など様々な用途で使えるフリー板の素材販売も行っています。オフィスの木質化をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。