こんにちは。ウッドリンクの山田です。
6月29日(木)11時より、フリー板の端材を有効活用して作ったコクバン「カクカク」とコクバンケシ「フクフク」の先行販売がいよいよスタートします。Makuake(マクアケ)というアタラシイものや体験の応援購入サービス(クラウドファンディング)で販売を行うのですが、まさに「木と人」の幕開けになることを願いながら販売開始の瞬間を待っています。
「カクカク&フクフク」のお披露目を目前に控え、今の心境はワクワクとドキドキです。「木と人のフリー板を日本中の人に手に取ってもらえる!」そんな希望と、「サイトを公開しても全然見てもらえなかったらどうしよう…」という不安が入り混じっています。そこで一人でも多くの方に知ってもらえるように、6月に入ってからは広報活動に専念してきました。Instagramやホームページでの発信はもちろん、富山県や石川県をはじめとするテレビ局や新聞社へもアプローチを試みています。日々膨大な情報が溢れる中でどこまで目に留めてもらえるかはわかりませんが、引き続き広報活動を続けていきたいと思います!
さて今回は「カクカク」と「フクフク」のクリエイターさんについてお話ししたいと思います。材料となるフリー板は私たちウッドリンクが作っていますが、「カクカク」と「フクフク」はそれぞれクリエイターの方が考案され、制作も手掛けていただいています。
「カクカク」のクリエイターは富山県で活動されているbibibi(ビビビ)の福江 翔太さんです。家具職人でもある福江さんは、プロならではの視点と技術力で本当に細かい部分までこだわっておられます。さらさらとした手触りが楽しめるように表面を整えたり、「カクカク」と発したときの語感や文字の角ばった感じを表現するために面取り(角を落とすこと)の具合を調整したり…。杉は刃物を使って面取りすると仕上がりが悪くなるという理由から、なんと全て手作業のサンドペーパーで面取りをされています!「カクカク」はシンプルな見た目ですが、だからこそ丁寧な手仕事が際立っています。
「フクフク」のクリエイターは、石川県にある木のライフスタイルショップ「もく遊りん」の和田 真由美さんです。素材選びからこだわっておられ、布は学校の黒板消しと同じコーデュロイ。「フクフク」も手触り感を大切にするために、一つひとつ手作業でサンドペーパーをかけておられます。適度な丸みでコロンとした見た目は、可愛すぎて黒板消しとして使うのをためらってしまう程です…。和田さんいわく、ミニサイズでスマホやPCモニターのクリーナーにもぴったりとのことなので、チョークで汚したくないという方はそんな使い方もアリですよ。
クリエイターさんと私たちプロジェクトメンバーの想いが詰まった「カクカク」と「フクフク」。半年以上かけて20種類以上の試作品を作った結果、この2つのアイテムにたどり着きました。一見シンプルな木製品だからこそ、たくさんの方のアイデアと技術が注ぎ込まれています。
「木って、こんなに気持ちいいんだ」、「こんなに心が安らぐんだ」。今回のプロジェクトは、捨てられる木に新しい命を吹き込むことです。木が発するメッセージに耳を澄ませていただければ、きっと何かを感じていただけると思います。忙しい日常のオアシスになるようなひとときを皆様にお届けできれば幸いです。
「カクカク」&「フクフク」のMakuakeページはこちら
https://www.makuake.com/project/wood_link
※6月29日(木)11時にサイトがオープンします