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テーブルや棚づくりに!初心者DIYにもおすすめの板材(フリー板)の選び方

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こんにちは。「木と人」の山田です。

皆さんは「フリー板」という材料を知っていますか?DIYに精通した方であれば一度は使ったことがあるのではないでしょうか。テーブルや壁付け棚のDIYはフリー板をカットして金具を取り付けるだけでできるので、初心者でも気軽にチャレンジできます。ただフリー板といっても樹種やタイプは色々あるので、どれを選んだらよいかで迷ってしまうと思います。今回はフリー板の選び方や初心者でも扱いやすいフリー板について解説します。

1.フリー板って何?どんな種類があるの?
2.フリー板はどこで買える?
3.初心者にもおすすめのフリー板とDIY事例を紹介!

<1>フリー板って何?どんな種類があるの?

フリー板とは木材を貼り合わせて作った大きな板のことです。一般的なフリー板はブロック状の細かな木片を長さ方向と幅方向に貼り合わせて作るので「集成材」とも呼びます。一枚の大きなフリー板を必要なサイズにカットして使えるので、大型家具から小物類まで様々なDIYに使えます。

フリー板の最大の特徴は、無垢一枚板に比べて品質が安定しやすいことです。無垢一枚板は丸太から切り出したそのままの状態なので、自然素材ならではの質感や木目を楽しむことができます。ただし湿度や乾燥による反りや収縮などが起こるリスクがあるので、木のことを熟知した職人でないと扱いが難しいです。一方でフリー板は木材を貼り合わせているので、反りやねじれが起こりにくく品質や強度が安定しているため、DIYはもちろん、プロからの需要も高く、様々な用途で使われています。

フリー板に使われている木材は大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」に分けられます。針葉樹のフリー板はヒノキ、赤松、ラジアータパイン、スギなどがあります。針葉樹のフリー板は比較的軽量で柔らかいので、カットやビス打ち、ヤスリがけなどの加工がしやすいです。針葉樹のフリー板はホームセンターでも豊富なサイズ展開で販売されていることが多く、初心者の方はもちろんDIY経験者にもおすすめです。広葉樹のフリー板はゴム、ナラ、アカシアなどがあります。広葉樹は家具づくりで使われることも多いですが、重くて硬いので加工がしづらくDIYにはおすすめできません。

<2>フリー板はどこで買える?

DIY人気の高まりを受け、一般消費者でも買いやすいフリー板を扱うホームセンターやオンラインショップが増えてきました。ホームセンターとオンラインショップで購入する際のメリット・デメリットを比較してみましょう。

<ホームセンター>

○メリット
・素材の質感やサイズ感を実際に確認して購入できる
・店舗によっては有料のカットサービスを利用できる

○デメリット
・樹種のラインナップが限られている
・大きな板の場合は配送・搬入が困難

 

<オンラインショップ>

○メリット
・種類が多いのでイメージに合った板を選びやすい
・自宅まで配送してもらえる
・ショップによってはカットサービスを利用できる

○デメリット
・質感や硬さ、重さなどを確認することができない

 

自分の目で確かめてから購入したい方や運搬手段がある方はホームセンターで、種類の豊富さや配送面を重視したい方はオンラインショップで購入すると良いでしょう。どちらの場合でも、カットサービスを利用できる場合は積極的に活用しましょう。針葉樹のフリー板は柔らかいとはいえ、真っ直ぐカットすることはかなり難しいですし、切り口もきれいになりません。設計図を書いて寸法が決まったら、カットは木材のプロに任せることをおすすめします。

<3>初心者にもおすすめのフリー板とDIY事例を紹介!

初めてDIYに挑戦する方は、柔らかくてビスを打ちやすいパインやスギのフリー板を選ぶと良いでしょう。柔らかくてビスを打ちやすいことはもちろん、軽いので女性やお子様でも扱いやすいです。ホームセンターやオンラインショップで売っているフリー板の大半が「集成材」です。商品にもよりますが木材の継ぎ接ぎが目立ってしまうので、気になる方は濃い色で塗装することをおすすめします。

薄めの色やクリアカラーで仕上げたい、木の質感を活かしたいという方は集成材ではなく、「幅はぎ材」のフリー板を使ってみてはいかがでしょうか。集成材は小さなブロック状の木片を貼り合わせるのに対し、幅はぎ材は細長く切った木材を貼り合わせて作ります。幅はぎ材のフリー板は長さ方向に継ぎ目が無いので、無垢一枚板に近い自然な見た目が特徴です。

「木と人」では、国産のスギを100%使用した幅はぎ材のフリー板を製造しています。しっかり乾燥させた状態で木材を貼り合わせるので安定した品質を保ちながら、集成材よりも無垢一枚板に近い見た目のフリー板です。すっきりとした見た目の無地(節なし)タイプと、木の個性を活かした節有タイプがあります。

DIYでは価格が抑えられて、より木の個性を感じられる「節有」の人気が高いです。ホームセンターで売っているフリー板は節が無いものが多いのですが良くも悪くも見た目が単調なため、家具量販店の建材家具のようにも見えます。既製の建材の家具と差別化できる、木の魅力を最大限に発揮できるという理由から、「木と人」の節有フリー板を選んでいただく方が多いです。実際に節有フリー板でDIYをされた方からは「節は一つとして同じものがないので、オンリーワンな作品ができた」「節があることで高級感が出た」といった声をいただいています。

実は大人気DIYクリエイターの maca(まか)さんも「木と人」の節有フリー板をご使用いただいています。macaさんはInstagram(@maca_home)で初心者にも分かりやすいDIYのハウツーを発信しておられます。フォロワー数はなんと11万人超え!そんなmacaさんが節有フリー板で作られた作品を一部ご紹介します。

 

<ダイニングテーブル>

初心者でもチャレンジしやすいテーブルDIY。「木と人」のフリー板は25mm厚と36mm厚がありますが、より価格を抑えたい方は25mmを、負荷を掛けた際のたわみが心配な方は36mmがおすすめです。

作り方はこちら

 

<キッチン収納棚>

収納量や食器の高さに合わせて棚板を稼働できるタイプです。キッチンの雰囲気がガラッと変わると、お料理の時間が一層楽しくなりそうですね。

作り方はこちら

 

<テレビボード>

買い替える機会が少ない大型家具こそ、思い切ってDIYしてみてはいかがでしょうか。引出し付きなので、リモコンやちょっとした小物も収納できます。

作り方はこちら

 

 

まとめ

大型家具から小物のDIYまで様々な用途に使えるフリー板。初心者の方には扱いやすい針葉樹(パイン、スギなど)がおすすめです。またフリー板には「集成材」と「幅はぎ材」がありますが、着色を前提にする場合や手軽さを重視したい方は集成材が、自然な木目を活かしたい方やナチュラルに仕上げたい方は幅はぎ材がおすすめです。

 

「木と人」では初心者でも加工しやすい、スギの幅はぎフリー板をオンライン販売しています。オーダーカットも可能で、1mm単位で正確にカットした状態でご自宅までお届けするので、届いてすぐに組み立て工程に取り掛かれます。もちろんカット用の機材をご自身でお持ちの方に向けた規格サイズ品もあります。オーダーカットの見積依頼やDIYのご相談も承っていますので、まずは気軽にお問い合わせください。

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